【2025年版】ランドクルーザー70再再販徹底解説|新旧比較・購入の判断ポイント5選

「なぜ今になってランドクルーザー70 (以下ランクル) が再び脚光を浴びているのか?」そう疑問に思う方は多いはずです。
無骨でタフ、壊れにくく整備もしやすい。その特性から長年世界中で愛されてきたランクル70ですが、2023年の再再販をきっかけに再び注目が集まり、2025年の今も熱い人気を誇ります。
筆者は自動車業界で30年以上の経験を持ち、販売・修理と幅広く関わってきました。その立場から見ても、ランクル70は“特別な存在”であり、今回の再再販モデルには従来との違いと新たな魅力がはっきりあらわれています。
本記事では、再再販モデルのスペックや進化ポイントを詳しく解説し、新旧比較を通じて見えてくる特徴を整理し、さらに実際の使い勝手や維持費、将来的な価値まで、購入検討者の視点で徹底的に掘り下げます。
結論、ランクル70は今なお揺るぎない魅力を放つ一台。この記事を読めば、購入すべきかどうかを判断する確かな材料が得られるでしょう。

再再販された「ランクル70」とは?今さら聞けない基礎知識

ランクル70はどんな車?発売年とシリーズの歴史
ランクル70は、1984年に登場した本格クロカン(クロスカントリー)モデルです。
60の流れをくみながらも、よりヘビーデューティー仕様に振りきったモデルで、業務用・災害派遣などでも広く採用されています。
日本では2014年に一度再販され、約1年の期間限定販売で大きな話題に。
そして2023年11月、ついに再再販モデル(令和版70)として復活をはたしました。
再販→再再販なぜ今また戻ってきたのか?
- ヘビーデューティーモデルの根強い需要
- 電動化一辺倒への反動
- 世界中のランクルファンの後押し
「シンプルで整備しやすく、壊れにくい車を求めるこえ」が、メーカーに届いた結果といえる。
2023年発売モデルの概要と注目ポイント
項目 | 内容 |
---|---|
エンジン | 2.8L直4ディーゼルターボ(1GD-FTV) |
ミッション | 6速AT(初のAT設定) |
安全装備 | Toyota Safety Sense 搭載 |
内外装 | 往年のデザインを残しつつ現代風に進化 |

再再販ランクル70は、「見た目は昔のまま、中身は最新」というバランスが絶妙な1台!
再再販ランクル70のスペック詳細と初期インプレッション

パワートレイン:2.8Lディーゼルターボの実力
項目 | 詳細 |
---|---|
エンジン | 1GD-FTV 型 |
最高出力 | 204ps |
最大トルク | 500Nm |
ミッション | 6速AT |
搭載されているエンジンは、ランクル150系や250系と同じもの。低速からの粘り強いトルクが特徴で、さらに街乗り・高速・悪路すべてにおいて扱いやすく、快適性も向上。
安全性能・電子装備はどう進化した?
- Toyota Safety Sense(衝突被害軽減ブレーキ)
- レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警告)
- ヘッドライトレベライザー(マニュアル)
- オートハイビーム(AHB)標準装備。
これにより、「普段使いから長距離移動まで安心感が大幅にアップ」しています。ただし、ブラインドスポットモニターや全方位カメラといった装備は非搭載です。
インテリア・エクステリアの特徴と変化点
- メーターはアナログ中心+シンプルなデジタル表示
- ダッシュボードも懐かしさを残した設計
- エクステリアはスクエア&直線基調でランクル70らしさ全開

「最新車種にあるゴテゴテ感は不要」という人にささるデザイン
新旧ランクル70の違いを徹底比較!進化とらしさの残し方
エンジン・駆動系の違い(1GR-FE vs 1GD-FTV)
内容 | 比較 |
---|---|
燃費・トルク・実用性 | 再再販モデルが有利 |
スポーティ・機械的操作感 | 旧モデルが魅力的 |
2014年モデルは4.0L V6ガソリン(1GR-FE)+5速MT。
今回の再再販モデルは2.8L直4ディーゼルターボ(1GD-FTV)+6速AT。

選ぶ基準は「用途」と「感性」!
シャーシと足回り:変わらない部分と改善点
再再販モデルも、「ラダーフレーム+前後リジッドサス構造」です。
しかし、細部の補強・剛性アップ・乗り心地のマイルド化がほどこされており、「荒々しさ」は減少傾向です。
旧モデルとの共通点がファン心理をくすぐる理由
ドアの開閉音・ハンドルの重さ・スイッチの無骨さ、「アナログで味のあるクルマが欲しい」人には、たまらない魅力が残されています。
ランクル70再再販の魅力と課題をオーナー目線で分析
「買ってよかった」と思える実用性と所有感
- ボンネットを開けて整備できる「機械としてのわかりやすさ」
- 直感的な運転操作と泥臭いドライビングフィール
- 道具としての所有感が圧倒的に高い

「乗るたびに、クルマに乗っている実感が湧く」との声
気になる燃費と維持費、日常使いの現実
実燃費は8〜11km/L前後。燃料は軽油なのでコストは控えめですが、自動車税・重量税はやや高め。
全長は長めだが、アイポイントが高く都市部でも意外と運転しやすい反面、小回りや乗降性は今どきのSUVにおとります。
サイズ・装備・価格…万人向けではない点
項目 | 内容 |
---|---|
電動リアゲート | 手動 |
スマートキー | キーレスエントリー |
自動ブレーキ&ACC | フルカバーではない |
だからこそ、「割り切れるひと」にとっては唯一無二の魅力があり。

快適装備を求めるなら、ランクル70は向いてない。
ランクル70再再販モデルは誰におすすめ?購入判断の5つのポイント
本格クロカンが欲しい人
「街乗りSUVじゃ満足できない」「悪路を走ってこそクルマ」と考えるひとにはベストな選択肢。
レトロデザインが好き&機械好きなひと
電子制御より感覚を大切にし、シンプルな内装をこのむひとに最適。
長く大切に乗る覚悟があるひと
流行ではなく10年・20年スパンで付き合うパートナーとして迎えたいひとにおすすめ。
通勤・街乗りより山・林道メインのひと
本領発揮は林道・雪道・未舗装路。
アウトドア・登山・林業など、「都会ではない場所」が生活圏のひとにぴったり。
中古ランクルでは不安なひと(新車保証付き)
中古市場の高騰や状態のバラつきが気になるなら、「新車で買える今がチャンス」。
ランクル70再再販の将来性|リセール・部品供給・電動化の影響は?
リセールは高い?過去データと傾向から読み解く
ランクル70は、旧型でもリセールバリューがきわめて高い車種。
再再販モデルもおそらく、5年後でも高値を維持する可能性がたかい。
整備・カスタム・部品供給の安定性は?
ランクル70はグローバルで販売されており、部品供給は安定。
カスタムパーツも豊富で、自分だけの1台に仕上げる楽しみもあり。
今後のEV化・規制でランクル70系はどうなる?
ディーゼル規制や燃費基準の強化により、今後ランクル70のような純内燃機関車は希少化する方向。
「これが最後のランクル」と考える人もおおく、購入のタイミングとしては今がピーク。
まとめ

買う価値がある人・ない人の境界線
便利さ・快適さを最優先する人には不向き。アナログな魅力・走るたのしさ・所有するよろこびを重視する人には最高の1台。
ランクル70再再販モデルを選ぶなら今がチャンス
販売期間が明確に決まっていないものの、短期で終了する可能性もあるモデル。
「迷ってるうちに買えなくなる」リスクもあるため、気になっているならはやめの検討がオススメ。
ランクル70再再販と人生を共にするという選択肢
ランクル70再再販モデルは、使いこむほど愛着がわく人生の相棒になりえるクルマ。最新の装備はないけれど、いつまでも信頼できる機械。
そんな1台と、これからの時間を過ごしてみませんか?
